梅やみかん、レモンなど季節に合わせて楽しめる果実酒。できればおしゃれな瓶で保存したいですよね。今回は初めて自家製果実酒にチャレンジする方にもわかりやすく保存瓶の選び方を紹介!
最後にはおすすめの保存瓶を10選として定番からおしゃれな瓶まで人気の商品を紹介していきます!
梅酒や果実酒づくりは実は簡単!
果実・果物を漬けて作る自家製果実酒。旬の果実を使って下ごしらえしながら作る果実酒は季節を感じることができる楽しいひと時。
必要なのは果実と砂糖とお酒、そして保存瓶
果実酒を作るのに必要なものは「ベースになる果実」と「氷砂糖」、ホワイトリカーや焼酎のような「アルコール度数の高いお酒」そして「保存瓶」です。
今回は保存瓶をピックアップ!梅酒や果実酒を漬けるのにはどんな保存瓶が適しているのかを紹介していきます。
果実酒を作るときの注意点
果実酒を作るときに注意しなければいけないのが「酒税法」。
重要な部分を簡単にピックアップすると
- 自分で楽しむために作るのはOK。
- 販売するのはだめ
- お酒はアルコール分20度以上のものを使うこと
この他にもぶどうや米、麦などは漬けてはいけないなど細かく決められていますが、レシピとして紹介されている物は作っても問題ないので安心してください。
詳しく知りたい方は国税庁の【自家醸造】をご覧ください。
梅酒や果実酒に使う保存瓶の選び方
それではどんな瓶が自家製果実酒づくりにぴったりなのか、どんなものが適しているのかをみていきましょう。
自家製果実酒の保存瓶を選ぶ時のポイント!
- 容量・サイズ
- 素材
- 密閉できる物
自家製果実酒を作るときに使う保存瓶を選ぶときにチャックしておきたい項目は主に3つ。
長期間漬け込んだり保存するので、スペースや衛生面を考えて用意しましょう。それではそれぞれ詳しくみていきましょう。
容量・サイズで選ぶ
果実酒用として売られている保存瓶には500mlや1000mlぐらいの小さいサイズから大量に作れる10Lや20Lのものまで様々なサイズがあります。
目安は使う果実の3〜4倍
容量・サイズの選び方の目安としては使う果実の3〜4倍。梅酒で1kgの梅使うときは、3〜4Lの物が適しています。
とはいえ大きくなればなるはど重くなるので、大きくても5Lぐらいのサイズが扱いやすくおすすめ。
作る途中で振ったり動かすことを考えて大量に作るときは5L前後の容器を複数用意した方が良いでしょう。
保存する場所を考える
基本的に常温で漬け込む自家製果実酒。日の当たらない冷暗所で漬けるので自宅にスペースがあるか、おきたい場所に入るかをチェックしておきましょう。
また物によっては出来上がった後に冷蔵保存しなければいけない物のあるので、レシピもチェックして自分に合うサイズを選ぶようにしましょう。
素材で選ぶ
保存瓶には主にガラス製のものとプラスチック製のものがあります。
長期保存するならガラス製の瓶
梅酒や果実酒は半年から1年程度と長い時間をかけて漬け込みます。そのため耐久性が高く、傷のつきにくいガラス製の保存瓶がおすすめです。
特に出来上がった後に熟成させたり、少しずつ何年も楽しみたい時はガラス製一択で良いでしょう。
また少し高価にはなりますが、質の高い日本製のものが長く使えておすすめ。海外製の安い瓶にはガラスが薄かったり蓋の締まりが甘かったりするものも。
短期保存ならプラスチック製でも◯
果実酒以外にもシロップなどでも使える保存瓶。短期間でつけて短期間で飲みきれる物を作るときはプラスチック製でも◯。
ガラス製よりも比較的安いのでお試しにはぴったりですが、密閉率が低いので1年以上の長期保存前提なら避けるのがベター。
ですが軽くて扱いやすい面もあるので、柑橘系やベリー系の短期間で漬けれる果実酒を季節ごとにちょっとづつ楽しみたい方におすすめです。
使われている金具にも注目
金属の金具が使われている保存瓶を選ぶときはその素材にも注目しましょう。
特に果実酒だけでなく、漬物など塩を使うこともある方は注意が必要です。アルミや鉄製の金具は塩分や酢でサビるので、サビに強いステンレス製のものがおすすめです。
特に安い瓶(100均の瓶など)にはアルミが使われていることが多いです。
密閉できる物を選ぶ
ここでいう密閉とは蓋があり液だれしない物ということ。果実酒は漬けているうちにガスが出ることがあるので完全に密閉されているわけではなく、押し出された空気は出るようになっています。
なかなか見た目だけでは液だれまではわかりませんが、果実酒や液体を入れることを想定していない瓶もあるのでチェックするようにしましょう。
変えのパッキンが買えるかどうか
保存瓶の蓋にはジャムの瓶のようなスクリュータイプと金属の金具でクリップのようにしめるタイプがあります。
この蓋のタイプはどちらでも大丈夫ですが、パッキンを使っている瓶の場合は変えのパッキンが買えるかどうかもチェックしておきましょう。
長期保存するものなので途中でちぎれてしまったり、液だれするようになってしまってもすぐに変えれる物だと長く使うことができます。
内蓋がついてる瓶もある
保存瓶によっては動かしたときにこぼれにくくしたり、蓋自体がベタつかないために内蓋がついているものもあります。
付いていなくても問題ありませんが、注ぎ口がついているものもあるので、レードルやおたまを持っていない方におすすめです。
保存瓶を選ぶそのほかのポイント!
ここからは細かいポイント。果実酒の出来には関係しませんが、あると便利な機能やポイントをみてみましょう。
口の広さで選ぶ
基本的に果実酒で使える保存瓶は口が広めにできているものがほとんどですが、ご自身が漬けたい果実が入るか、レードルやおたまが入るかも確認しておきましょう。
また消毒や洗うときに手が入るか、パーツが洗いやすいかも大事なポイントです。
ハンドル付きは持ち運び楽ラク!
中身を入れると結構重くなる瓶はハンドル(持ち手)が付いていると、動かすときに楽チン!
小さい瓶ならそこまで必要ありませんが、3L以上の瓶を選ぶときはハンドル付きがおすすめです。
熱湯消毒前提なら耐熱性を選ぶ
果実酒をつけるときに大事なのが消毒。長期間保存するためにしっかりと消毒してから漬け始める必要があります。
ホワイトリカーやアルコールスプレーなどで消毒するのですが、小さい瓶では熱湯消毒でも◯。
熱湯消毒することが前提なら耐熱性の瓶を選ぶようにしましょう。特にプラスチック製のものは熱に弱いものもあるので注意が必要です。
そのほかの機能
保存瓶といってもガス抜きの弁が付いていたり、紫外線をカットしてくれる素材が使われていたりと様々な機能が付いている商品があります。
紫外線をカットしてくれるものは冷暗所で保存が難しい方におすすめだったりしますが、これまで紹介した選び方をチェックしておけば問題なく自家製果実酒が作れます。
逆にシンプルなものの方が使いやすいこともあるので、あまり悩まずに探してみてください。
やっぱり見た目も大事!
色々と選び方を紹介してきましたがやっぱり見た目で選ぶのも大事なポイント!
おしゃれな見た目だとワクワクしてやる気が変わってきますよね。果実酒は漬けている見た目も可愛いので、お友達が来たときにテーブルに置いておくだけでおしゃれな印象になります。
ぜひ紹介した選び方を参考にお気に入りの保存瓶を探してみてくださいね。
梅酒や果実酒づくりにおすすめの瓶10選!
お待たせしました!それでは梅酒や果実酒におすすめの保存瓶を紹介していきます。ガラス製を8つ、プラスチック製を3つ紹介しているので、ぜひお気に入りの保存瓶を見つけてみてください。
果実酒づくりにおすすめ!ガラス製の保存瓶
セラーメイト 取手付密閉びん
おしゃれで映える果実酒用の瓶をお探しの方におすすめなのが「セラーメイト」の「取手付保存瓶」。
レシピサイトやブロガーからの人気も高いセラーメイトの保存瓶は、ネット上のレビューを元に再商品化された人気商品。透明度の高いガラスと錆びにくいステンレスの取手がついているのがおすすめのポイント!
また発酵した時に出るガスを適度に逃す脱気機能がついているので安心です。
金具部分や蓋、パッキンは全部取り外し可能で洗うのも楽チン。サイズも1L刻みで1〜4Lまであるのでスペースや漬けるものに合わせて選べますよ。
アデリア MCコンテナー レードル付き
ガラスとステンレスの組み合わせがおしゃれな「アデリア」の保存瓶。
テラーメイトの保存瓶がガラスの蓋でクリップタイプだったのに対して、こちらはステンレス製でスクリュータイプの蓋。モダンでスタイリッシュな見た目は飾りながら漬けたい方におすすめ。
本体からパーツまで全て日本製。セットでステンレス製のレードルがついているのもおすすめのポイントです!
アデリア まめ丸くん2L
こちらは先ほどと同じ「アデリア」の商品「まめ丸くん」。先ほどのモダンな見た目とは異なり馴染みのある赤い蓋のまめ丸くん(画像右側)。
実は「アデリア」はこの赤い蓋の果実酒びんを日本で初めて作ったメーカーなんです。この赤い蓋の瓶は通称「梅びん」と呼ばれ、梅酒と言われて最初に思い浮かぶ見た目ですよね。
そこ中でもまめ丸くんは背の低い「低型」。コンパクトな可愛い見た目は省スペース。また日本硝子製品工業会から長期保存果実びんとして認定を受けているので、長く熟成させたい方にもおすすめ。
注ぎ口付きの内蓋付きで出来上がったらそのまま注げるのもポイント!
東洋佐々木ガラス 果実酒びん
大容量の保存瓶をお探しの方におすすめなのが「東洋佐々木ガラス」の「果実酒瓶」。
容量が3L・4L・5L・8Lと4サイズ展開。8Lは中身を入れるとかなり重くなりますが保管場所があり、あまり動かさない方にはおすすめ。
こちらも長期保存果実酒びんの認定を受けているので、たっぷり漬けて熟成もさせながら、ちょびちょび楽しみたい方にぴったり。注ぎ口付きの内蓋付き。
ル・パルフェ テリーヌ(密閉保存びん)1000cc
ちょっと漬けにおすすめなオレンジのパッキンとロゴがおしゃれな「ル・パルフェ」の「テリーヌ(密閉保存びん)」。
ル・パルフェは1935年から続く密閉びんのフランスのメーカーで、高い品質とその見た目から人気のあるメーカーです。
1Lと容量は少なめですが、季節ごとにちょっとずつ楽しみたい方にぴったり。果実酒以外にもピクルスやマリネにも使える可愛い保存びんです。
東洋佐々木ガラス 果実酒瓶 漬け上手 うめ編
冷蔵庫で保存したい方におすすめな東洋佐々木ガラスの「漬け上手」シリーズの「うめ編」。
2Lペットボトルと同じようなサイズでドアポケットにスッポリ!さらにそのまま注げる内蓋付き。500gぐらいの梅酒を漬けるのにぴったりなサイズの保存瓶です。
うめ編ということで梅酒やうめゼリー、梅サワーのレシピ付き。果実酒初心者でも安心して作ることができますよ。
ホワイトタカラ 果実酒の季節 900ml(1.8Lデカンタ)
ガラス瓶最後に紹介するのは果実酒初心者におすすめな「果実酒の季節 900ml(1.8Lデカンタ)」。
ガラス製の容器に初めからホワイトリカーが入っているこの商品。果実とさとうを用意すればすぐに漬け始めることができます。
果実酒のレシピもついていて初めて果実酒を作る方にぴったり。出来上がったあとは冷蔵庫にしまえるサイズ感もおすすめのポイントです!
果実酒づくりにおすすめ!プラスチック製の保存瓶
プラスチック製の保存瓶は数が少ないので、中でも人気の「タケヤ化学工業」というプラスチック製品のメーカーの商品を3つ紹介していきます。
タケヤ化学工業 カラー果実酒瓶 R型 4.2L ももいろ
プラスチック製で淡いピンク色(みどりもある)の軽い保存瓶。4Lのガラス製の保存瓶だと1.5kgほどの重さがありますが、こちらは4.2Lで293gという軽量さ。容器だけで1kg以上違ってくるので女性にも扱いやすいおすすめの保存瓶です。
耐久性も高く傷つきにくく割れにくいのもポイント。お子様と一緒にシロップ作りにもおすすめです。熱湯消毒ができたり、ガス抜き弁がついていたりと痒いところに手が届く保存瓶になります。
タケヤ化学工業 果実酒瓶 S型 4.0L みどり
こちらは四角い形のプラスチック保存瓶。並べて置いておけるのでいくつか同時に漬けるときにおすすめ。
先ほどのS型とほとんど仕様は変わりませんが、熱湯消毒はできません。とはいえアルコールで消毒すれば良いので、ご自宅のスペースや使い方に合わせて選んでみてくださいね。
タケヤ化学工業 液体密封保存びん 角 1.1L グリーン
ちょっと漬けたいときや出来上がった果実酒を冷蔵庫で保存するときにおすすめな「液体密封 保存びん」。
1.1Lの容量と四角い形でどこにでもおけるプラスチックタイプの保存瓶です。注ぎ口付きの蓋と本体に持ちやすいくぼみがついているので、果実酒のストッカーとしてもおすすめです。
梅酒や果実酒づくりにおすすめな瓶10選まとめ
旬の果実を下処理して漬ける。季節を感じながら作れる自家製果実酒はワクワクさせてくれる楽しい瞬間です。保存瓶がおしゃれだと出来上がっていく工程も愛おしくなるほど。ぜひ紹介した選び方を参考にお気に入りの保存瓶を探してみてくださいね。