自然な甘さとホクホクとした食感が美味しい「さつまいも」の保存方法を保存期間や常温、冷蔵、冷凍と場所ごとにポイントと共に紹介。
ポイントを抑えて保存すれば長持ちする野菜なので、大量に手に入った時や安い時に買いだめした物を無駄にせず、便利に保存できるようになりましょう!
さつまいもの保存方法と保存期間
おかずからスイーツまで様々な料理で活躍してくれる秋の味覚の代表「さつまいも」。比較的長持ちする野菜ですが、ポイントを抑えてより鮮度よく長く楽しみましょう。
さつまいもを保存するときのポイント!
常温でも比較的長持ちする「さつまいも」ですが、「水分」や「湿気」が苦手な野菜です。そのため袋のままだったり、保存場所が悪いと傷むのが早まってしまいます。
さつまいもは基本的に「洗わない」で保存するようにしましょう。掘ってすぐの物など土や泥が付いている場合は、そのまま乾かして土を払って保存することで傷みにくくなります。
正しく保存したときの保存期間
- 常温 1ヶ月程度(保存環境によっては3ヶ月程度)
- 冷蔵 1〜2週間程度
- 冷凍 1ヶ月程度
それではさつまいもを上手に長持ちさせる保存方法を、保存場所ごとにどのように保存すればいいのかを紹介していきます。
常温での保存方法
さつまいもを保存するのに適した温度は10〜15度程度と言われています。そのためさつまいもが出回る旬の時期(10月〜1月)は常温で保存するのがベストです。
常温で保存する時は風通しの良く温度変化の少ない冷暗所で保存します。18度を超えてしまうと発芽してしまうので、暑い時期は注意してください。
常温で保存する時は表面が乾いていることを確認し、新聞紙やキッチンペーパーに包んで風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
表面が湿っていたり水滴が付いている時は、必ず乾燥させてから保存してください。また包んださつまいもを麻袋や紙袋に入れて保存するとより湿気から守られ長持ちするようになります。
適温を保てる場所で保存した場合3ヶ月程度保存ができますが、ご自宅で保管する時は様子をみながら1ヶ月を目安に使い切ると良いでしょう。
冷蔵での保存方法
常温での保存が適しているさつまいもですが、涼しい場所が確保できない時やカットしたさつまいもは冷蔵庫で保存します。
さつまいもは低温に弱くあまり低い温度に置いてしまうと、低温障害を起こし傷みが早く食感も悪くなるので、冷蔵庫の中でも比較的温度の高い「野菜室」で保存するようにしましょう。
冷蔵庫で保存する場合も常温と同じように新聞紙やキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて保存します。冷蔵庫の野菜室で1週間程度保存が効きます。
カットしたさつまいもの保存方法
カットしたさつまいもは断面が変色するのを防ぐために、ぴったりとラップをして野菜室で保存しましょう。
切ったさつまいもは傷むのが早いので出来るだけ早く使ってください。すぐに使いきれない時は次に紹介する冷凍保存がおすすめです。
冷凍での保存方法
常温でも長く保存ができる野菜ですが、たくさん手に入った時は加工してから冷凍しておくと便利!2つの冷凍方法があるので紹介していきます。
マッシュ(ペースト)して冷凍する方法
コロッケやポタージュ、おかし作りにおすすめなのが「マッシュ(ペースト状)」しての冷凍保存です。つぶして保存することでスペースの節約にもなり、調理の時の手間が省けて便利です。
加熱したさつまいもを保存袋に入れ綿棒などでマッシュし(潰し)、粗熱を取って冷凍します。マッシュしたさつまいもは冷凍で1ヶ月程度保存可能。
使うときは冷蔵庫に移し自然解凍するか、レンジで加熱して使用します。
マッシュ(ペースト)する方法
マッシュする時の加熱方法は蒸し器で蒸したり、茹でたりどんな方法でも大丈夫ですが、ここでは簡単なレンジで加熱してマッシュする方法を紹介します。
- 皮つきのままマッシュにする場合は、軽く洗い1〜2cm角に切る。皮なしの場合は皮をむき、適当なサイズにカットする。
- カットしたさつまいもを2〜3回洗い流し耐熱容器に入れ、竹串がスッと通るまで加熱する。
- 柔らかくなったら保存袋に入れ綿棒などで潰し、粗熱を取って冷凍する。
焼き芋にして冷凍する方法
そのまま食べたい時やサラダ、和え物に使いたい時におすすめなのが「焼き芋」にしての冷凍保存です。
焼き芋にして冷凍することで、しっとりと食感が損なわれにくくなります。また丸ごとでもカットした物でも冷凍可能なので、使いやすいサイズで保存できます。
解凍方法はレンジで温めるか、カットしたものであれば炒め物やスープなどに凍ったまま加えて調理できます。丸ごと冷凍したものは自然解凍で半解凍にしてデザート感覚で食べるのもおすすめです!
焼き芋の作り方
- さつまいもを軽く洗い水気をとり、アルミホイルで隙間ができないように包む。
- オーブンに入れ160℃(冷たい時から)で80分程度加熱し、竹串がスッと通るようになったら、そのまま粗熱を取り保存袋などで冷凍する。
さつまいもの大きさによって加熱する時間が変わるため、竹串などで火の通りを確認しながら調整してください。
【基本は常温!便利な冷凍!】さつまいもの保存方法と保存期間まとめ
比較的保存しやすい「さつまいも」ですが、ポイントを抑えるとより長持ちします。かさばらないで調理する時の手間が省ける冷凍も覚えておくと、便利なのでぜひ活用してみてください!