ねばりのある食感が楽しい「モロヘイヤ」のおいしい茹で方と下ごしらえを紹介。茎までおいしく食べるためのポイントや注意点を写真付きで詳しく紹介していきます。
「野菜の王様」とも呼ばれる栄養素の高い野菜でもあるので、下ごしらえと茹で方を覚えてモロヘイヤを楽しみましょう!
モロヘイヤの茹で方と下ごしらえ
「モロヘイヤ」はほうれん草などの青菜と同じようにお浸しやスープなど様々な料理で楽しめる夏が旬の野菜。
茹で方や下ごしらえを見ていく前に食べる時の注意点を紹介します。
家庭菜園で作ったモロヘイヤは注意!
スーパーで手に入るモロヘイヤは葉から茎までおいしく食べることができますが、家庭菜園で育てたモロヘイヤは注意が必要です。
収穫期のモロヘイヤには含まれませんが、成熟した種子や茎などには毒性が含まれていています。素人ではその判断が難しいため、一般家庭では出来るだけスーパーなどで購入した物を使うことをおすすめします。
詳しくは食品安全委員会の下記URLをご覧ください。
モロヘイヤの下ごしらえ・下処理
ここからは必ず上記の注意点を読んでから読み進めてください。スーパーで購入したモロヘイヤの茹で方・下ごしらえを紹介していきます。
モロヘイヤは茎の部分と葉の部分とで時間を変えて茹でるので、はじめに茎と葉を分けていきます。
最初に軽く水で洗い汚れを落とし軽く水気を切ったら、茎から葉をちぎるようにして分けましょう。穂先の部分はまとめて付け根からちぎる。
茎の下の部分は筋っぽく硬いので、下3cmぐらいは切り落とします。この部分は捨てるか、別でゆで細かく刻んで使うようにしてください(ここでは使っていません)。
残りの部分を半分にカットして茹でていきます。写真ではちょうど三等分にした左と真ん中を茹でていきます。
モロヘイヤの茹で方・茹で時間
茹で時間の目安
- 茎 1分
- 葉 20秒
モロヘイヤは茎と葉を時間差をつけて茹でていきます。茹で時間の目安は上記の通りなので、茎を入れ40秒、葉を加えてさらに20秒茹でます。
鍋にたっぷりのお湯を沸かし小さじ1の塩を入れ茹でていきます。はじめに茎を入れ40秒たったら葉を加え、箸で沈めるようにして20秒茹でましょう。
茹で上がったらすぐに冷水または氷水に入れ、冷やします。
長時間水につけてしまうと旨味や栄養素が抜けてしまうので、冷えたらすぐにざるなどにあげて水気を切ってください。
冷えた後はほうれん草などと同じように、両手でにぎるようにしてしっかりと水気を切って料理に使いましょう。
しっかりと絞ることで時間が経っても水っぽくなりにくく、モロヘイヤの味をしっかりと味わうことができますよ。
モロヘイヤを使った簡単レシピ!
茹で方を覚えたらぜひ試していただきたい簡単レシピを紹介!ねばりがでるという特徴がありますが、青菜と同じように使いやすい野菜です。そんなモロヘイヤを使った簡単に作れるレシピを2つ紹介したいと思います。
モロヘイヤのお浸し
モロヘイヤを使った一番シンプルな料理は「お浸し」。茹でたモロヘイヤに醤油と鰹節をかけるだけでモロヘイヤの風味とねばりを楽しめる素材を生かした1品に仕上がります。
材料(2人分)
モロヘイヤ 1束(100g程度)
醤油 適量
鰹節 1パック
1.先ほど紹介した通りにモロヘイヤを茹で、絞るようにしてしっかりと水気をきる。
2.食べやすいように適当に刻み、醤油をかけ鰹節を乗せたら完成!
醤油の代わりにポン酢でもおいしく召し上がれるのでGood!素材の味や食感をダイレクトに感じれるので、茹で方を覚えたらぜひ作ってみてください。
モロヘイヤの白だし和え
刻んだモロヘイヤはねばりが出ておいしい!きゅうりとナスを加えて白だしでさっぱりと仕上げた「モロヘイヤの白だし和え」。ご飯に乗せてサラサラと楽しめます!
材料(2〜3人分)
- モロヘイヤ 50g(1/2パック程度)
- なす 1本
- きゅうり 1本
- ◎白だし 大さじ1〜大さじ1と1/2
- ◎醤油 小さじ1/2
- ◎ごま油 大さじ1/2
- 塩 適量
- 白ごま 適量
詳しいレシピはこちらから

茹でたモロヘイヤの保存方法
すぐに使わないときは、冷凍保存しておくと便利ですよ。茹でてからしっかりと水気を切ったモロヘイヤを使いやすい量ごとにラップに包み、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍します。
保存期間は1ヶ月程度。スープや先ほど紹介した「白だし和え」の様に刻んで使いたい時は、あらかじめ刻んでから冷凍しておくと調理するときの手間を減らせるのでおすすめですよ。
【茹で時間1分!茎まで美味しい!】モロヘイヤの茹で方と下ごしらえまとめ
ねばりのある「モロヘイヤ」は暑い時期でもサラッと食べやすい野菜です。家庭菜園で育てたモロヘイヤは注意が必要ですが、スーパーで買ったモロヘイヤは茎までおいしく食べれるので、茹で方を覚えてネバネバとした食感をぜひ楽しんでみてください!