大さじや小さじは何グラム?計量スプーンや計量カップの正しい計量方法を写真付きで詳しく紹介。普段なんとなく測っていたり、意外と知らない正しい計量方法を改めて確認していきましょう。
これから料理を始める方にはもちろん、レシピを書き留めておきたい方も正しい計量方法を覚えて覚える事でレシピの再現がしやすくワンランク上の仕上がりになりますよ!
【小さじ・大さじ・1カップは何グラム?】調味料の正しい計量方法
計量方法を紹介していく前に、計量スプーン・計量カップが一体何gなのか、分量や調味料ごとに変わる量(重さ)について紹介していきます。
計量スプーン・計量カップの分量(ml)
- 大さじ1=15ml
- 小さじ1=5ml
- 1カップ=200ml
分量はml=cc。大さじ1は小さじ3と同じ分量になります。ですがこれは水を入れた時の量なので、調味料ごとに量が異なります。スケール(はかり)で計量するときは注意しましょう。
ちなみにお米を測るカップは180ml、無洗米のラインは160mlが標準になっています。
※日本のレシピでは1カップ=200mlですが、カナダやイギリスなどでは250mlの所もあるので、参考にするレシピや海外製の計量カップを使うときははじめに水を入れて量を確認しておきましょう。
計量スプーン・計量カップの調味料ごとの「g(グラム)」
大さじ1など同じ分量でレシピに書いてあっても、「g(グラム)」にすると調味料ごとに量が異なります。ここではよく使う調味料ごとに大さじ・小さじ・1カップが何gなのかを表にまとめています。
「さしすせそ」 | 小さじ1 | 大さじ1 | 1カップ |
---|---|---|---|
砂糖(上白糖) | 3g | 9g | 130g |
塩 | 6g | 18g | 240g |
お酢 | 5g | 15g | 200g |
醤油 | 6g | 18g | 230g |
味噌 | 6g | 18g | 230g |
よく使う調味料 | 小さじ1 | 大さじ1 | 1カップ |
---|---|---|---|
料理酒 | 5g | 15g | 200g |
みりん | 6g | 18g | 230g |
油 | 4g | 12g | 180g |
こしょう | 2g | 6g | 100g |
バター | 4g | 13g | 176g |
マヨネーズ | 4g | 12g | 190g |
ケチャップ | 5g | 15g | 230g |
ウスターソース | 6g | 18g | 240g |
よく使う粉物 | 小さじ1 | 大さじ1 | 1カップ |
---|---|---|---|
小麦粉(薄力・強力) | 3g | 9g | 110g |
片栗粉 | 3g | 9g | 130g |
コーンスターチ | 2g | 6g | 100g |
ベーキングパウダー | 4g | 12g | 190g |
米類の「g」 | 1カップ | 1合(180g) |
---|---|---|
米(精米) | 170g | 150g |
もち米 | 175g | 155g |
無洗米 | 180g | ※160g |
※無洗米のメモリがある計量カップでは1合160ml=144g程度。
計量スプーン・計量カップの正しい計量方法
ここからは計量スプーン・計量カップでの正しい計量方法を紹介。正しい計量方法を覚えて置くことで失敗が少なく味の再現もしやすくなりますよ。
計量スプーンでの計量方法
計量スプーンを使って計量するときは、粉末の物と液体の物で測り方が異なるのでそれぞれ紹介していきます。
塩や砂糖など粉末、粉物の計量方法
計量スプーンで粉末、粉物を計るときには「すり切りへら」を使って計量します。ない場合は箸やスプーンの柄でも大丈夫です。
計量スプーンで山盛りにすくい、すり切りへらや箸を使い面を平らにした状態が大さじ1(小さじ1)になります。
この時に力を入れて固めないように注意しましょう。優しく表面を平らにした量が、大さじ1(小さじ1)になります。「すり切り一杯」と呼ぶことも。
大さじ1/2(小さじ1/2)を計る場合は、先ほど紹介した通りにすり切り一杯を作り、そこからすり切りへらを使い2等分にします。
醤油やみりんなど液体の計量方法
計量スプーンで液体を計るときは、スプーンの縁ピッタリではなく、表面張力で少し盛り上がった状態を大さじ1(小さじ1)と呼びます。
溢れてしまいそうですが、溢れるギリギリまで入った状態が正しい分量になるので覚えておきましょう。
大さじ1/2(小さじ1/2)は計量スプーンの2/3まで入った量になります。
くぼみや表面張力の分があるので、多く見えますがこれが正しい計量になります。心配な方は1/2のスプーンやメモリがついた計量スプーンを用意しておくと便利ですよ。
計量カップの正しい計量方法
計量カップにはメモリがついているものがほとんどなのでそこまで迷うことないかと思いますが、注意点があるので紹介します。
計量カップを使うときは必ず平らな所に置いてメモリを合わせてください。この時も上からみるのではなく、メモリの位置に目線を合わせることが大事なポイントです。
上から見てあっているように見えても、調味料によっては光の屈折の関係で全然正しい量になっていないことがあるので注意しましょう。
液体の物も粉末の物も同じようにメモリちょうどに合わせれば大丈夫ですが、粉物の場合は上から押さえつけないように、テーブルなどでトントンと表面を平らにし計るようにしましょう。
計量スプーン・計量カップの代用方法
軽量スプーンがないときは?
ちゃんと軽量したいけど軽量スプーンがない!そんな時はペットボトルの蓋を使って代用しましょう。
ペットボトルの蓋は小さじ1と1/2
一般的なペットボトルの蓋の容量は7.5ml程度。小さじに換算すると小さじ1と1/2と同じ量になります。
小さじ1を測りたい時は、蓋の2/3程度。大さじを測りたい時は蓋2杯分になるので、覚えておくと便利ですよ。
※ペットボトルの蓋は規格があるわけではないので、あくまで目安に。よりきちっと測りたい時は、上記の表を元に重さで計量しましょう。
軽量カップがないときは?
計量カップをきっちり代用するものは意外とないのですが、あくまで緊急用の方法を紹介したいと思います。
重さではかる
一番きっちりと測れる方法は「重さ」で計量すること。例えば水200ml(1カップ)だったら200gになるので、スケールで重さをはかることで代用できます。
注意点としては調味料によって重さが異なること。
水だったらmlもgも同じ数字になりますが、醤油だと200ml=230gと約大さじ2も変わってきます。使う調味料が何gなのかをチェックしてから計量しましょう。
水を基準にはかる
先ほども紹介しましたが、水は1カップ(200ml)=200gです。これを元にコップやボウルで水の重さを測り、目安をつけて計量することもできます。
150mlを測りたいときは容器で水を150g測り、目印をつければ即席計量カップの出来上がり。
水を捨てて水気をしっかりと拭き取ってから測りたい調味料を入れましょう。
【小さじ・大さじ・1カップは何グラム?】調味料の正しい計量の方法まとめ
料理をする時の基本となる大さじ・小さじ、計量カップの使い方、料理に慣れてきた方でも意外と忘れていた事があったのではないでしょうか?正しく計量する事でレシピの再現がしやすく、美味しく作れたレシピを覚えておくのにも便利なのでぜひ覚えておきましょう!

